戸惑いと驚きの連続だった妊娠期を経てついに出産へ。
最後まで予定通りとはいかなかった。
妊娠10ヶ月・36週突入!
双子の妊娠で1つの目標が36週までお腹の中で育てること。
切迫早産の傾向もなく、
無事に36週に入ったことを喜んだ36週0日の朝。
帝王切開だろうなぁとは思いつつ、
手術の同意をしただけで特にまだ手術の日は決まってなかった。
いつかなぁと思いつつ、予定日まで1ヶ月もあるのでどこかまだ順番が回ってきていない感。
同じ入院仲間が次々に予定日がくる中、出産応援をするほどの余裕。
36週0日: え?今から?!
36週0日の朝はたまーにある検尿からスタート。
血圧も測りいつもよりすこーし高いねと言いながら朝の検査は終わり。
そのままいつも通りのお昼を過ごし、夕方ぽん姫と電話。
珍しく「お腹みせて〜」と言ってきたのが印象的だった。
この時からぽん姫(長女)はなにか感じていたのか?!と今更思う。
そこから、夜ご飯前の血圧を測ると、、
看護士さんがやけに何度も測るのと数値を教えてくれない。。。
うん?と思いつつそのまま帰ったので違和感を覚えつつ、
さ、夜ご飯かーと支度してると、、、先生登場。
「ぽんママさん、血圧が高いねーこのままはよくないから36週に入ったし、今から帝王切開しますね」
「う?!、え?!今から?!?!」
「そう、今から準備しようね」と言われ、
「えーーー」と叫びつつとりあえず携帯を持たされ車椅子で処置室へ。
全く整理がつかないママ尿管確保や点滴や、、、されるがまま。
されるがままの間に、ぽんパパに電話、母に電話するも焦りすぎてなにを言ってるのか。
あとは急にきた帝王切開に恐怖から身体の震えが止まらず。
さらに、血圧が上がりすぎて血管がしまってるのか?!血管確保ができない!
なんとか看護士さんにとってもらった。
いざ!帝王切開へ。
30分ほど手術の準備すると、いざ手術室へ!
(ほんとにたくさんの人がバタバタ、準備が慌ただしすぎて。パニック、緊張もあり何もできず、、されるがまま)
当時はコロナで立ち合いできなかったので母が病院にくる必要があるものの、
立ち会うことはできず待合室で待機。
(産まれたらiPadで写真を見せてもらって帰ったみたい)
ぽんパパは遠いのと立ち合いはできないので通常通り仕事してた。
「行きますよー」といわれドラマのようにベットを動かされ、
エレベーターに乗り、頑丈な両開きのドアの奥で緑色の服を着た人がたくさん。
私がみるだけでもすごい数。
麻酔科の先生 2人
産婦人科の先生(執刀医) 2人
NICUの人 4人
看護士さん 数人
と見える範囲だけでも10人以上。
まずは横向きで下半身麻酔。
背中で背骨に沿う形で何本も注射をチクチク。
腰のあたりにもチクチク。
徐々に足からあったかーくなる感覚。
足に冷たいものを何度か当てられた「冷たいですか」と。
冷たくないのに「微妙です。」と答える。
麻酔が効いてなかったらどうしよう?!と怖すぎたが故、
追加で一本打ってもらうためにぼやかし無事一本追加。
私は麻酔は全く痛くなく、、、術前は尿管確保が1番痛かった。
そこから意識あるまま切開へ。
もちろん痛みはない。
数分たつと、、取り出しますね。と。
想像していたよりお腹を押され、横にゆすられる感じがあり、ぐぐぐっとされると。
19時35分 ぽん太誕生
すぐには見せてくれずNICUの人が処置を。
何をしていたかはわからない。
少しすると「おぎゃー」と聞こえ一安心。
もう1人、、と待つもお腹をゆすられ押されるが中々出てこない。
あれ?大丈夫かな?と思ってたところで、「産まれましたよ。」と。
19時38分 ぽん子誕生
間の3分がすごーく長く感じた。
すぐにポンポンと出てくると思っていたからかな。
ぽん子もすぐには見せてもらえず処置に。
そうこうしているうちにぽん太と初対面。
「あーー小さい。。。」
ぽん太は2229g。やっぱり肉付きがなくちっさく見えた。
同じくぽん子とも初対面。
「よかったーと同時に、あれ?天パ?!」
私が天パなのでもしかして遺伝した?!と心配に。(←どうでもいい。笑)
そんな余裕も出てきたところで、、、
緊急帝王切開で絶食もしてなかったので吐き気がすごく、眠れる薬を入れてくれそこから記憶なし。
気づいたら、病室に帰る移動中でした。
手術終了。無事、病室へ。
まだ麻酔が効いていたので感覚はなく痛みもなし。
戻ってとりあえずLINEを。
あっという間の出産に本当に産んだのか?!と少し実感のない不思議な時間。
それも束の間、少しずつ麻酔が切れてきて痛い。
切った痛みではなく腹囲100センチ越えの大きくなった子宮が戻る後陣痛の痛み。
いやいや、ただの陣痛やん!と突っ込みたくなるほどの陣痛。
21時過ぎには病室に戻ったはずが全く寝れずただただ痛みに耐える。。。
後陣痛にはどうやら追加の麻酔もそこまで効かないみたい。
後陣痛で通常の陣痛の時の呼吸法がいるほどの痛み。
痛すぎてナースコールすると、看護士さんが眠れる薬を点滴に入れてくれ
やっと3時間ほどスコンと寝れた。
この時の看護士さんには感謝しかない。。天使に見えた。
それぞれの様子…
私はどうやら腎臓に負担がかかっていた影響で、血圧が高かったみたい。
術後も相変わらずの血圧の高さで薬を飲まないと血圧200越え。
いつもは上が85とか何なら低血圧気味の私がびっくり。
ぽん太は2229gで小さかったのでNICUで保育器には入らなかったがぬくぬく温室ベットへ。
ぽん子は2432gだが1回だけ低血糖があったので1日だけNICUで過ごした。
↓私もぽん太もまだ管だらけの時。
文字通りの”緊急”帝王切開
産むまでは本当に実感がないくらいのあっという間。
流石、帝王切開といった感じ。
産後が想像通り、むしろ想像以上にしんどく通常に戻るのに相当時間がかかった。
ぽん姫で経膣分娩、ぽん太ぽん子で帝王切開を経験し、
どっちがいいかと聞かれると私は経膣分娩かな。
←当然個人差ありだと思うが!
なんせ産む(私の中でのゴール)に向けてしんどいことをする方が
アドレナリンでなんとかなったから。
産んでから痛いのは終わったあとの後遺症のようで…
いつまで痛いかわからないものを耐えるのはしんどかった。
帝王切開で身体の回復力の速さには驚いたけど。
お腹切ったのに、こんなに良くなっていくんだと感心。
双子の妊娠は初期からいろんなリスク、
心配事がありながらも無事産まれてくれてほんとに奇跡で感動。
出産後の入院生活はまた別投稿で。
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